疾風の騎士、雷神の姫

 私が孫世代の話に一時期傾倒していたころ、「コチユグ」の清原氏が孫世代キャラクター同士で創作を書くと言う活動をやっていて、それに便乗かつネタダシして作ってもらったのがこの創作です。
 孫世代から一歩後退する段になって、さてこの創作の置き場に困っていたのですが、結局ー二次創作の発展系みたいなものだしこの場所に落ち着けることにしました。

 この創作の主人公は、私が創作「ペニーロイヤル」の延長として想定したイシュタルとファバルの娘で、トールハンマーを継承したことになっているイシスです。(説明長…)
 要は、彼女に連れ合いをつけるとしたら、どういうタイプがよいか、ということですね。このイシスにたいして清原氏の提示したキャラクターが、彼の世界でのセティとティニーの息子でフォルセティの継承者ゲイルです。私の世界のイシスとは、次元を超えたまたいとこになるわけです。

 二次創作の場所におきはしたものの、孫世代の創作は、厳密にはFEの創作とは言えないのかも知れません。
 系譜と言うゲームはまず親世代に自由度があり、その自由度の上に子世代の自由度があり、さらにその孫を想定すると言うことは、ゲームその後を想定することであり、その孕む可能性は言葉の通りに百人百様と言うことができます。
 おそらく、ここを開いた方には、「そしてみんなは幸せに暮らしました、それでいいじゃないか」と思われる向きもありましょう、ごもっともです。私も、ネタとしては持っていますが、それを構築して表に出すのは別の話とおもっていますから。

 そういうわけなんで、この創作を公開することは、ゲーム終わった後の系譜の世界について、その可能性の範囲を私の想定した、あるいは清原氏の想定した世界に限定しようと言う意図があるわけではありません。
 多少独特の世界が展開され、咀嚼に時間を要する場合も少なからず見受けられると思います。
 以下に特に難解と思われる想定をあげておきますので、適宜参考にされて下さい。

 この創作は、もともと、FE系譜の創作仲間が、お互いの孫世代を持ち寄って、キャラクターとしての会話を楽しもうという場所から始まっています。
 その世界の中では、それぞれの創作作者の世界と、交流場所となる共通の世界とは異次元ににたもので繋がっており、あるいは聖戦士の血をパスポートとして出入りを許可されるという、限られた広さを持つ世界です。
 中でも清原氏の展開する孫世代は、神器を大陸の治安安定に積極的に使用する傾向があり、神器継承者、もしくは血統所有者、代替キャラクター等の縁者は、すべて一つの「組織」の一員として設定されています。
 ついでに言うならば、孫世代創作と言うのは、清原氏が中心となってすすめた「孫世代ならではできることを具現する」活動の一貫です。親あるいは子世代では可能とされなかったことを、彼の想定した世界とその他創作作者の世界の、キャラクター同士の関係を構築させることにより実現しようという試みのある一つの例が、ここで公開する「疾風の〜」という創作なのだと、思って下さい。

 つまり。
 ここで繰り広げられるもろもろの事象において、自分の想定から逸脱しているからと言って、卑下したり拒否反応を示したり、氏の創作は面白くないと断じたり、そう言うことはしないで下さい、と言うことです。
 想像の翼を広げることは、けっしていけないことではありませんからね。

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