その拾
<秋だ・お米だ・プレゼントだ!>

茶店娘さん。
茶店のまえでほんやらと愛想をふりまく、(一応)看板娘。
この茶店娘さんが、システムにキャンギャルとして抜擢されたのは、実に突然?のことでありました。

というのも、大々的なアップデートやらなにやら、システム側にしては慶事が重なって、キャンペーンをしようということになったようです。
プレイヤー側にすれば、あたれば一ヶ月の米代が浮くわけですから、これは応募しない手はない。

「茶店娘さん、真珠米くださいな」

キャンギャルモード全開の茶店娘さん。
しかし、登録人数が十万人ですか。
全員一時にアクティブになったら鯖がどんなことになるのか、ちょっと試されたい気もする私がここに一人。

しばらく、天の声(ダイアログメッセージによるキャンペーンの趣旨など。長いので割愛)を聞いた後、茶店娘さんはにこやかにこう仰る。
まあ、ただではくれませんわね。プレイヤーの声をフィードバックするいい機会ですから。

「え〜と、当たったときにお米を送付する住所に間違いはありませんか?」
OKOK。リアル的には摂津和泉のごにょごにょ…」
「当たったら、お米はどうなさいますか?」
そりゃもちろん食べますよ。飾るにしても袋だけ飾ればいいし。
「真珠米をお渡しできるレベル的上限は6なのですが、レベル6になるのは簡単ですか?」
んー、レベル6になったのがはるか半年以上前のことなんで、よくわかんないや。

というわけで、真珠米をうけとりました。
しかし、真珠米をもらって、あたるお米は「パールライス」。
直訳万歳。

とゆうわけで、持ち物に真珠米が追加されました。
「使用」できるようなので試しにクリックしたら、システムからのお礼の言葉が出てきました。
邪魔にならないし、もっておきましょうか。

あたるといいな。

(はずれてもアイテムがもらえるらしいぞ。)



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