その四
<尾張名古屋は城でもつ>

ことのはじまりは、船に乗り遅れたことでした。
この世界には、「名声」というパラメータがあり、ある一定の名声でクエスト発動したりするわけですが、その名声がものをいう町があります。
大坂・堺は、その名声が数千ないとあんじょういいことを言って買物を断られてしまいます。
一度はいったときに、あんじょう断られた因香は、合戦や狩りでこつこつと名声を上げて、堺にリベンジしたわけです。
今回は無事に?買物ができました。
甲府に帰るには、陸路と海路があり、陸路は歩くのでちょっと時間がかかりますがお金はかかりませんが、海路は乗り継ぎをして1貫かかります。
幸い堺の町は海に近く、目の前が船着場なので、帰りは船だなーと思って乗ったわけですが、乗り継ぎをする尾張で切符を買ってあれこれしている間に、駿河(甲斐の隣国)行きの船に乗り遅れてしまいました。

尾張といえば、「信長の野望」の主人公であるところの織田信長の住むところ。
普段甲斐の山の中で西にはあまり縁のない因香は、船を待つ間にちょっと信長に会いに行こうと思ったわけです。
が現在地です。)
歩いてもすぐだし。

そんなわけで、名古屋に着きました。
このゲームでは、実際の時間の一時間がゲーム中では一日になります。
ちょうどリアルでは夕飯前のひと時でしょうか、城下町は人が少ないみたいです。
このまま名古屋城にいってさくっと信長にあってきましょう。
城内の地図(F1で表示)を見つつ、すすす、とお城まで歩いていきます。
(この文章では「名古屋」と書いてますが、ゲームの中では↑のとおり、古い「なごや」の字を使ってます)

名古屋城遠景。
信長といえば安土城じゃないかというムキもあるかもしれませんが、信長が安土城(地図でいえば琵琶湖のほとりだったかしら)を作ったのは本能寺の変の数年前のこと、このゲームでの信長は名古屋にいます。
武田家は幸いにも織田家とは友好状態、地図を頼りに勝手知ったる他人の家、すたすたとはいっていきます。
実はこの名古屋城、甲府の躑躅ヶ崎よりすこし大きいらしく、階段をすたすた上って、天守にはいると、あんまり日本史に強くない私でも知ってる名前がずらりそろっています。

たとえば、↑この人。
秀吉がまだ大名じゃないあたり、信長の野望(の時代設定)ですね。
侍っぽくないとはおもっていたけど、まさか薬師(くすし:回復術や能力アップの薬や毒薬などを作ったりする職業)タイプとは思いませんでした。
しかし、顔が猿っぽくないなあ。猿は猿でも、ニホンザルじゃないよね… 汎用グラフィックだし。
ちなみに、後ろにいる前田君は、のちの前田利家です。
サルがいて、イヌがして、キジがいれば桃太郎完成なんだけどなぁ。

んで、これが明智君。お仲間(神職タイプ)ですか。
織田家と合戦することは(地理上も外交上も)かなり確立低いでしょうけど、敵に回ったら厄介だろうなぁ、神職タイプの武将は。やわいけど。
なんやらせりふが意味深に感じなくもないですけど、ここの明智君は主君への反旗を見せるそぶりもなく、天守の間でぽーっと突っ立ってます。
やっぱり、織田家の武将って、有名どころが多いなぁ。武田の武将、私あんまりしらないのよね…(マテ)。

明智君の後ろにいたお市さんのアップ。
まだ嫁にいってないのですねー、戦国無双でこの世界に入ってきて、浅井に仕官した人はちょっと残念かもしれませんね、汎用グラだし。
んで、お濃さん。
美濃の斎藤道三の娘、信長の妻ですね。
グラ的にはお市さんと一緒か…せめて彼女ぐらいは専用の顔がほしいや(コラコラ。
訪れた現在、斎藤と合戦真っ最中だったわけで、セリフがなんだか意味深です。
まあ、お濃らしいといえばらしいせりふですかねぇ。

そして、これが織田信長さん。
うつけといわれていた若い時代も過ぎたようで、お兄さんというよりおじ様という顔ですね。
(このすぐ下にいた平手さんの顔が信長より若かったのはご愛嬌というものか。)
タイトルロールにたがわぬ存在感です
なかなか城めぐりも楽しいのですが、セリフが不敵だ、信長さん。
私別に何も悪いことしてませんよぅ。(合戦放り投げて堺で買い物したりしてるけど。たしかに。)

そんなわけで、信長さんにも面会したので、帰ることにしましょう。
本当にあっただけですね。ええ、会っただけです。
「信長の野望」ですもの、信長に会わないと。

そうそう、名古屋のお城の中には、なぜかこんな人もいます。
前田さんって、織田に仕えてたんですねぇ。
「慶次郎」じゃなく「慶次」ってところがなんとなくユーザーライク(笑)ですね。
にてしも烏帽子兜(しかも赤染)に南無阿弥陀仏立物とは、ここでもあいからわずかぶいでますねー。
でも面頬がついててはかっこいいかどうかわかんない(コラ

以上、船待ちの間の名古屋城訪問でした。
さて、船に乗って甲斐に帰ろうっと…

って、あああ、また船でちゃった(お約束)

おまけ
駿河に着いたとき、不具合で桟橋と船の間から海の中に落ちてしまいました。
不具合でないと見られない貴重な?光景です。
最初この現象に遭遇したときに、私は思わず
「う み の な か に い る !」
といってしまいました(古)
ちなみにこれは船底。上に広がるのは空ではなくて水面。

存外に水深は浅いようです。
歩ける範囲は、桟橋の真下だけで、画面の奥の海の方まではいけません。
もちろん、不具合でたっているのでおぼれたりはしないようです。
こうなってしまったら、あわてず騒がずログアウト&ログイン。
一度完全にプログラムを終了してからログインしなおすと、正しい位置情報が返されて普通に桟橋に立っていることでできると思います。
それでもだめなら…右クリック→「機能」→「サポート」→「スタックの報告をする」です。
自分の勢力の城か同盟国の城のうち、最後に立ち寄った待ちの墓場で復活します…ようは、死ぬのね。とほほ。



トップへ
トップへ
戻る
戻る



 (C)2003-2007 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.