その拾参
<富士のふもとの奥深く>

富士山です。
綺麗ですね。
富士山のふもとには、「富士地下洞穴」というダンジョンがあります。
アンデッドがいっぱいです。

そして私は、この日も習得断片に難儀していました。
私は幸いにも、各10枚のところ各5枚という待遇でしたが、各5枚なるがゆえにいつでもいいやとおもって放置した挙句、気がついたときには、みんな難易度12目録の習得を始めたり、皆伝なんていってるのに、目録そのものをもらっていないという体たらくになってしまっていたのです。

「目録あとどれだけ?」
「3が2まい」
「富士地下だね」
「そうそう。でも、みんな集めたのかなかなかさそわれなくて」
「出にくいしね。
 いっそのこと、ドライやるってことにして、ついでで集めるっていうのは?」
「ド、ドライ?? それはちょっと」
「大丈夫大丈夫、人集めちゃうからねー」
そのときの私の心境を、所作で表現してみました。

因香さんは自称冒険巫女なので、特別な敵になるとびびっちゃうのです。

ドライ(正確には土雷、と書くのですが、カタカナのほうが簡単なのでドライと書きます)は、富士地下洞穴の3つのボスのひとつです。
しかし、最近の富士地下は、難易度12目録の材料?になる「雁皮紙目録断片参」がでるということで、時間帯によってはモンスターがいなくなるほどの賑わいがあり、もちろん、ドライ本体も、高レベルの冒険者に倒されていることもしばしばという、平たく言えば
「なんでこんな人おんねん」
というような場所です。
 ドライと戦うという触れ文句で集まって人たちと一緒に、れっつごードライ。


 富士地下と浜名湖を間違えたのは秘密の方向で。


ドライへのみちは、うねうねぐにぐにして、ところどころ↑こんなのがいたりします。
アンデッド系は、レベルが高くなってくると高確率で見破って来るので、神隠しの唄を使った隠密行動が制限されます。
あ、目録断片は無事にコンプしましたよ。

いよいよドライの部屋に入りました。
ドライのまえには、神隠しを見破るアンデッドがうろうろしています。
しかも、ドライを倒そうとしている徒党が複数ある動きがあったので、急いでドライに近づこうと思ったら周りの雑魚に引っかかってしまいました。
余計な戦闘をしたあと…

因香さん、うしろうしろー

(私の体が緑色なのは、戦闘直後の無敵状態だからです。自然に消えるか動いて消すまで、赤ネームの敵も無視してくれます。当然、動くと消えて襲われます。)

ええもう、後ろから肩をたたかれてしまったからにはやっちゃいますよー
というわけで、ドライさんとご対面。
戦闘をハイモデル表示にすると、フィールドやダンジョンの画像ではぼやぼやしたところもはっきり見えます。
非常にたとえにくい形相のドライさん。

最近は、鍛冶屋さんの「鎧の極み」が、強敵と対戦するには必須になってきましたね。
このときの鍛冶屋さんも、華麗に極み+挑発で、ドライの注意を自分に集めていました。

私も、白虎戦のときのようなポカは今回はしてないです。
新技披露、「不変の唄」〜♪
一定時間、麻痺・睡眠・魅了のステータス障害にかかる確率を下げる唄です。
私の特化目録は「雅楽の妙」なので、最近の戦闘実装は唄ばかりです。
個人的には、こういう「一定時間ナニナニになる」技には、どこかにタイマー表示してほしいものですが、わがままですかね。

それにしてもドライさん、技が多彩です。手の数だけ何かあるってかんじです。
この一刀両断は単体に大ダメージがきます。
鍛冶屋さんが鎧の極みでうけとめてましたけど、私だったら逝けますわ。

これは回復してるところかな。
ドライさんの後姿はこんなかんじ。
ちなみに、ドライさんは空中に浮いているわけですが、ダンジョンの中でも、工夫すれば後姿をおがむことができます。

そして最後は、やっぱり忍者さんの不意打ちですかね。
がっくり崩れるドライさん。

てれれっててってってー♪(←勝利の音楽)


を?
なんか来ましたよ。

わー、きちゃった。
多くの冒険者がドライを倒すその目的のひとつ、大地の大鎧ゲットいたしました!
付与効果はまあこんなものかなではございますが、特殊グラフィックになるアイテムです。

着用の勇姿はおまけコーナーにて。

こう言うことがあるから、ダンジョンはやめられないのですよね。



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