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お断り・この資料内の年月、時間のデータは、「アニメスペシャル」「小宇宙スペシャル」に基
づいて筆者の計算であります。信用しなくて構いません。
聖戦の勃発する時期というものは、その時の教皇の交代と密接な関係がある。ともに230
〜250年の間隔で発生している。作者K田先生も「ハーデス編まではただの布石」とおっしゃっ
ているので、1986年9月が出発点だったストーリーも、劇中時間において翌年の春まではただ
の前書きだったというわけだ。どうして翌年の春と言い切れるのかというと、19巻で那智もい
っているし、なによりポセイドンことジュリアン・ソロの誕生日は3月21日なんだぞ、と。最初の
時点から「最新の聖戦は243年前」とされていたのだから、当然翌年になれば最新の聖戦は
244年前になる。逆算して、老師やシオンが参加した聖戦というのは1743年前後に勃発した
計算になる(え、そんな仰々しいことじゃない)。
だが、1743年次聖戦以前の聖戦の勃発時期というのは、残念ながら推測によるものでしかな
い。ここで、教皇の交代は聖戦とほぼ同じサイクルであるということを考えると、小宇宙スペシ
ャル23ページの教皇の説明欄に「教皇の交代は聖戦が始まる直前おこなわれることが多い
とされる(およそ230〜250年ごと)」とあることから、大体平均の240年ごとにたどっていけば、
前後10年ほどの誤差で、各々聖戦の勃発した時期を推定することができるのではなかろう
か。
すなわち、
紀元後1987→1743→1503±10→1263±10→1023±10→783±10→543±10→303±10→
63±10→紀元前177±10→417±10→657±10→897±10→1137±10→1377±10→1617±
10→1857±10→2097±10→2337±10→2577±10→2817±10→3057±10→…
のような具合である。
ところで、小宇宙スペシャルによれば、「第1次聖戦の7世代後に聖域出現」ということであ
る。ふつうは3〜4世代で100年だから、7世代というと大体200年で、つまり第2次聖戦のころす
でに聖域があったわけである。で、聖域の場所はアテネ市から数キロの山あいで、聖域が出
現したとき、すでにアテネの町は存在していた。実際の歴史上、アテネ市が出現したのはBC
1580年前半であると推定されている。ということは、聖域とアテネ市出現時期にほとんど差が
ないとしても、BC1617年次の聖戦ではまだ聖域はそんざいしていないというわけだ。アテネ
市出現はこの聖戦の30年ほど後、この聖戦の7世代後といえば、アテネ市はすでに170年ほ
どの伝統をもつにいたり、聖域を擁するにさしたる違和感はない。よって、紀元前1617年次
の聖戦を最初とし、最新のものとなったハーデス編こと1987年次聖戦は第16次聖戦であると
なる。
良い子は信じちゃだめよ(笑)。
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