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<維紫さんの胃痛>登場人物と解説

■登場人物

趙雲
二作目にして意味深な言動をして維紫のカレシ面をしているが、(まだ用意されていない) 「荊州夜曲(完全版)」ではR-12版みたいな義兄妹エンドではなく、「やっちゃった」エンドだか らである。
 この人、兵の挙動には大変こだわったらしく、命令に背いた兵を斬ったりなど平気でしてる らしいから怖い。ものっそい職人武将なのだ。

星彩
張飛の娘。母は夏侯淵の姪。無双4からの新武将
張飛の娘自体は歴史にも登場していて、二人劉禅に嫁いだことになっている。
彼女はどっちの娘がモチーフなのかと言う話もあるかもしれないが、自分的には歴史に残し 忘れた娘ということにして、関平辺りと仲良くなって欲しいところではある。

維紫
相変わらずの主人公。まだこの頃は性格が猫をかぶったかのようにしっかりしている。

雅四娘
「雅家の四番目の娘」という字面どおりの意味で、厳密に言えば個人名とも言えない。

□解説
 実はこれは、最初から破綻した下地でストーリーが発動している。
 破綻した下地というのは「字(あざな)の扱い」で、これは基本的に、「目下が目上を直接 名前で呼ばないための呼び名」だからである。
 つまり、雅四娘が趙雲を「子龍様」と呼んだのは間違っていない。ただ、軍籍にあれば話 は別で、姓+肩書きで呼ぶべきだぞ、というエクスキューズで読んでもらえるとありがたく。
 ただ、字には別の使い方があり、「目上の者が目下を親しんで呼ぶ」「同輩を親しんで呼 ぶ」場合も、字を用いる。例の長坂の件で、「逃げたんちゃう?」と言う声に対して劉備が「 は逃げたりしない」と言ったという話からも、その字で呼ぶほどの信頼が伺える。
 そう言うわけで、趙雲が維紫を「雷姫」と字呼びしているのは、この別の場合に相当すると 思われる。もっとも、もう少しヨコシマな方向っぽいが。