<DRAGONHEART EVOLUTION ATTACKS>あらましと解説
この創作は、巫山に登ってご覧ください

■あらましと解説
 「竜胆オーバードライブ」で
「自分に配された屋敷が少し遠くて、それでついつい城で寝泊りしてしまう」
そう言う維紫のある種「かまわない」ところが心配になり、とうとう趙雲は自分の屋敷の敷地 が自分では手に余るほど広いのを逆手にとり、敷地を委譲するというお題目を掲げ、敷地 の中に小さいながら維紫の屋敷を建ててしまいます。あとは使用人などを呼び寄せ、壁で仕 切り… そういう作業があるはずなのですが、屋敷が建て終わったところで維紫を招待し、 のみならず「折角作ったんだから一日ぐらいここにいて、帰ったら出迎えてくれ」という、そん な顛末になってしまいます。
 例によって、解説らしいものは何もないのですが、おそらく時系列としては、蜀建国のあ と、民の暮らしがそこそこ安定した後、改めて邸宅やそのための敷地が配られた後なのでし ょう。
 そして、「維紫さんの胃痛」のときからいつ出るのかと気をもませていた維紫の口から、や っと「子龍さま」と、字が出てくるのでした。これまで彼女はずっとどこでも「将軍」と呼んでい た(別の意味で公私混同)のですが、この屋敷の中限定のプライベートでは、この呼び方を するよう、維紫も心がけるようになります。

 ただ、この行動が、周りにはただの土地の移譲には見えず、最後はいじられオチになって います。

   <抜粋>

「私はてっきり、とうとう維紫殿を迎えられるのだとばかり思っていましたよ」
諸葛亮がそう言った。趙雲が経緯(注:維紫の屋敷が不便でかつ城住まいは危ないから、 土地を彼女に譲るのだ)を説明すると、一応納得の顔はする。
「趙雲殿は質素が旨の人でしたね…しかし、この図面で誤解をするなと言うのが無理な話で … 月英、がっかりするでしょうね…」
しかしやっぱりそう言うのに趙雲は返す言葉もなく。かとおもえば、
「やはりここか趙雲殿」
「おや、馬超殿がここにこられるのも面白い。月英、お茶を…」
「趙雲殿、試したか、例のあの場所は。覿面だっただろう」
「!」

いじくりまくられてふてくされた趙雲が、また兵卒達の中に踊り入って無双乱舞をかましたと かどうとか。

馬超が何を吹き込んだのは、本文にて。