<DRAGONHEART GOES INTO OVERDRIVE>の解説
だからタイトル長すぎるっつの!

■登場人物

趙雲
今回はかなりヒール(悪役)というか、色でたとえれば4無双モデル2のような、微妙な黒さが 感じられる…
それに、ちょっと大人気ない。でも、大義名分とかだいそれたものじゃなくて、一人の女の子 を取り合うような、そんな場面もあってもいいとおもったんだ。

馬超(字・孟起)
凉州のプリンス、ご存知「錦馬超」。劉備の元にくるまで、曹操勢との確執があり、従弟・馬 岱を残した一族郎党を謀殺されたという結構悲惨な過去を持ち、その復讐に燃えているらし い(自分が書くとどうもそんな感じにならないが)。五虎大将の中では一番出自が良い。もし かしたら劉備よりいいんじゃないだろうか。
無双年齢ではかなり無理のある設定かも知れないが、死別バツイチの元妻帯者でもある。

馬岱(字・「演義」では仲華)
馬超の従弟。馬超の父・馬騰の兄の子なので、馬一族の本当の領袖は彼が持っているの ではないかと言う話もないではないが、基本的に馬超に漏れなくついてくる想像しがいのあ るキャラクターと言った感じがする。
ちなみに歴史では、立派に劉禅時代の武将となり、諸葛亮死亡による遠征撤退に従わなか った魏延を斬っちゃったりしている。

馬魁(字・令初)
これは、今回創作に際して出したオリジナルキャラクター。
姓名ではなく、ぜひ姓字で「くすっ」としてほしい。当然のことながら、上の馬一族とは、全く関 係がない。ついでに言えば白眉の馬良、泣いて斬られた馬謖の馬一族とも関係ない。

維紫
今回は完全に「竜胆の花嫁」。絶対運命黙示録。

□解説
投下先の掲示板で「維紫さんの取り合い話し」キボンされたので、出来上がりました。
最初、馬魁と維紫が遠征を命じられて、そこであわや、なところを颯爽と助けに来る趙将軍 …みたいなことを考えたのですが、撃沈。今のスジに直されました。
趙雲・馬超と着たので、最後に姜維を出して、槍族そろい踏みという遊びもしてみましたが、 あまり聞いたこともない姜維の声なのに、何でセリフ書くとあの声で全部再生されるんだろ う。
あと、この創作で馬超が初出なんですが、この馬超さんがくるくるとよく話に絡んでくれること くれること。元妻帯者の余裕でニラニラしてもらいました。
この創作で一番苦労したのは、何より武器捌きの表現。オイラ殺陣苦手なんだよ…
 趙雲・馬超のアクションはそれとして、兵卒のアクションって、どんなん?と思って、ネットな ど調べたら、一般槍兵卒のアクションは姜維ベースらしいので、兵卒の槍の動きは姜維のも のです。
最後に、長すぎるタイトルについて。
「竜胆=DRAGONHEART」と言うのは、安直な発想だとは思うのですが、(胆の意味するとこ ろからするとsoulっぽくもあり、prideっぽくもあり)、でも、Lion Heartedなんて二つ名があるん だし、こんなかんじかなぁ、と。
「go(es) into overdrive」で、「爆発的な稼動」みたいな意味があるそうなので、タイトルを無理 やり日本語にしたら「竜胆大暴走」、それぐらいの意味です。(この熟語には字面どおり、車 のギアをODにいれる、と言う意味もありますが)