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<荊州夜曲>登場人物とか地名とか概説
特に説明のないところは無双4公式設定に準拠。「字」は、特に指定していない限り「アザナ」と読む。

■主な登場人物
・維紫(字・雷姫)
一応主人公。
彼女についての詳しい設定は別ページ「維紫に質問25+25」の前半部分を参照。
新野で募兵に応じ趙雲から将としての教育をうける。この創作においての年齢は、十数歳 から20歳まで。
 瑞兆(ってほどでもないが…)の兆しがあると予言されている。

・趙雲(字・子龍)
 維紫の上司。軍師・諸葛亮に半ば強引に維紫の教育を押し付けられる。
 性格、正直地味。名より実を選ぶタイプ。だが自分に与えられた任務を完遂するためは命 を投げることも惜しまない。

・諸葛亮(字・孔明)
 新野軍の軍師。
 軍師としての腕は一流、また人の顔かたちからその運命を予言する「観相」の術もする。
 維紫に瑞兆の兆しを見て、趙雲に預ける。けっこうイチビリ。

・月英
 黄姓。諸葛亮の妻。この創作では維紫を補う姉代わりとして登場する。


□スポット氏登場or名前しか出ていないけれども重要な人物
・劉備(字・玄徳)
 趙雲、諸葛亮が使える新野の主。知る人ぞ知る「桃園3兄弟」の長兄。仁徳で世を渡るの で慕うものも多いが、紆余曲折があって、新野には間借りをしている状態。

・張飛(字・翼徳)
 創作唯一の登場シーン長坂橋仁王立ちは、数々の武勇伝の中でも白眉のかっこよさ。 「桃園3兄弟」の末弟なので、「兄者」が二人いる。一人は劉備、もう一人は関羽(字・雲 長)。

・曹操(字・孟徳)
 新野時代の劉備にとって最大の敵勢力の首魁。時の都・洛陽を含む黄河中下流の北部 をほぼ完全に掌握し、荊州に攻略目標を変更したところ。

・劉表
 紆余曲折あって行き場のなくなった劉備に居場所を提供した荊州の主。後継者が決まら ない状態で死亡したことが、劉備の新野脱出の遠因となる。

・劉g
 劉表の息子。劉表の死亡に関する後継者争いが表になったとき、出張らず保身に徹し、 新野を脱出した劉備に新しい居場所を提供する。(名前が文字化けする方へ…王へんに奇 です)

□地名
・新野
 創作の出発点。荊州の北にあり、ほぼ曹操の勢力圏と隣接する場所にある。都・洛陽と 曹操の本拠地・許昌が近い。この辺りは大陸のほぼ中央に当たり、この辺りを掌握すること が天下とりの近道といわれていた。ちなみに、荊州自体は南北に長く、中南部は穏やかに 統治されていて、知識人が多く住んでいた。

・博望坡
 「坡(ハ)」は「坂」と同じ意味らしい。新野の東北にあったとされる。新野攻略のために曹 操軍が通過しようとして、諸葛亮の策略で大ダメージをうけ、攻略は未然に終わった。

・長坂坡
 …長坂坂? とにかく、慕いついてきた民衆に合わせて牛歩の歩みになった劉備軍に、追 走してきた曹操軍が追いついたところ。趙雲の単騎駆け、張飛の仁王立ちという、蜀ヒイキ にはこたえられない名シーンがはずせないところ。

・漢津
 新野を脱出してこれからを話し合ったとき、「桃園3兄弟」の次兄・関羽が曹操からの追撃 を河を渡ることで阻止しようと、船を用意して待っていたところ。

・桂陽
 (完全版に登場する場所)荊州の最南部にある。荊州全体は赤壁の戦いの前から劉備が 事実上制圧していたが、赤壁の戦いの戦後処理で、その管理が追認され、侵攻した趙雲が そのまま太守としてとどまることになる。