
裳・唐衣&撮影準備
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今回は記念撮影もあるので、着付けを崩すことも出来ないわけで、表着をしっかり
まとめて、いよいよ「唐衣(からぎぬ)」の出番です。
ご覧の通り、今までの衣とは、すこし形状が違います。袖が短く作られていて、背中
もそんなに長く作られているでもなく、洋服にたとえればボレロみたいな感覚でしょ
うか。
笑っているのは、唐衣の色が緑色っぽいので、「これもしかして禁色(きんじき)?」
とはしゃいでいるからです。
んなわけあるかいっ
禁色:官位によって許される色と言うのがありまして、(身分を示す色だという意味
だから他の人はだめ、という理屈があるのです)、女性だと、青(といっても緑)、赤
(といってもスモークサーモンみたいな色)がその代表ですかね…
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裳をセットしているところですね。十二単を「裳唐衣」とも言うことですし、このパーツ
はどうしても欠かせません。
唐衣の襟は随分特殊な形状をしていますが、これでいいのです。
裳は、時代により異なりますが、今回は唐衣と共布で作った紐で形よく結びます。
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着付けで必要なパーツはすべてつけました。裳がまだ完全に開いていないです
が、それは撮影のときに開いて整えるのでいいのです。
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ここでやっとカツラの登場です。
私の場合は、前髪がすでに上がっていたので特段のことはせず、下がり端(耳の
辺りから細くたらすところ)をつけたらカツラをおもむろにかぶせられました。
あ、忘れてた。胸に赤いものがあるのは「畳紙(たとうがみ)」です。撮影用の小道
具なので赤い紙がぺらっと挟まっているだけですが。
ここから先、撮影場所まで歩くのが大変。
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