
着付け(五つ衣〜表着)
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表地の色が変わりました。
「今何枚目だろう…」このときの私の頭の中。
というのも、襟の重なりがだんだん胸の下辺りに迫ってきて、脚がじーんとしびれて
きています。
フルセットは十数キロといいますが、その半分を超えたわけですからね…
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もう、腕上がりません。
基本的に十二単って、
「着付けてもらう衣装なんだなぁ」
と思う次第。
でも、その着付ける人だって、千年前はおんなじような格好をしていたわけでしょう
し…
華奢に見えて、意外と千年前の人はこの重さに耐えられるだけの筋肉は持ってい
たのかも知れない。
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五つ衣が終わって、表着かな?と思ったら、その前にもう一枚ありました。
なんだろなぁ。打衣(うちぎぬ)かな?とも思ったのですが、今調べたら打衣は単の
上か…
だすると、これはアコメか。
しかし、本人、いろいろ目で確認したくとも、下を向いたら衣装にメイクがつきそ
うで下なんか向けない。
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襟と袖の色の重なり具合など、ご堪能頂きたく。
(しかしこのかさね、ナニかさねなんだろう)
貸衣装などでは、この重なりがあらかじめ袖と襟と裾に出来ている衣でやったりし
ているようですが、重みに耐えてあえて重ねるのもまた一興。
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謎のパーツが追加されたところで、いよいよ表着です。
ここまで来ると、あまり説明することもないのですが…
表着が終わると、これが一応「日常着」の「表着姿(うわぎすがた)」なわけですが…
私すでにマネキン状態ですよ。
これを着て動かざるを得なかった当時の人々に、ただ感服するばかり。
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