Sleevenotes


 正確なバージョンなんかもう自分でも覚えていないのがほんとのところなのですが、最初HP作ったときのものが1.0だとしたら、そのあと推敲して2.0で、「イノセントデイズ」が入っていろいろ環境が変わったこのバージョンが3.0ぐらいな、ぐらいの、漠然としたバージョン表示です。(タイトルがわしかり気に入っているので)
 新しい推敲バージョン(4.0ぐらいにいっておきますか)を書き直していくほどに、キャラクターの造作変化と一緒に、どうしても整理しなければならないいくばくかの部分が出てしまいました。まったく、解説に有るラケシス系の創作の軸は、実は「天使のいる場所」「となりでねむらせて」にあるんじゃないかと、自分で自分に苦笑い状態です。
 正直、整理対象になった部分を切ってしまうのは、書いた人間としてはかなりもったいないところがありまして、まして、その部分が、忘れたころにやってくる感想メールなんかで「泣きました!」なんてあったりすると、そういう人に対してますます申し訳なくなってしまいます。
 そんなわけで、3.0バージョンを一層下のディレクトリに、ほぼそのままおいておくことにしました。
 「となりでねむらせて」と同じです。変わった部分と変わらない部分の妙味など、もし感じられたら幸いでございます。

<ぶっちゃけばなし>
 インセストタブーはロプトさんちだけでおなか一杯です。(インセストタブー[incest taboo] 意味は辞書で調べましょう)
 とゆか、ロプトさんちが、インセストタブーで発動したというその忌まわしさをより強調するためには、他の血統の中ではそれやっちゃいかんだろ、という気分になりました。特にうちのエルトさんの性格をかんがえると、器と中身の関係でかなり悩むところではあるのですが。実態を持たない中身のために器を傷つけていいのかという気分もあるのですよね。彼女はプリンセスではありますがシャーマンではありません。
 ただ、この業界の中にはヘズルのインセストタブーを許容する声が多いのも確か、私も、一度書いたからには「やっぱこれあかんからやめ」というだけで、ばっさり切り捨てるは悔しいのです。
 3.0と4.0は、4.0のほうが確かに書く量も多く、掘り下げも私なりにしています。が、事実上、この二つは一粒で二度おいしいストーリー分岐を楽しんでください、程度の意味で保管をきめたのもまた本音です。事実があったならあったなりに、なかったならなかったなりに。