(2004/01)
[ 思いはいつも一方通行 ]
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さて、実家に行って来ました。 旦那は連日の飲め食え接待・命名「実家流強飯式」に半分音を上げたりしていましたが、 まあそれなりにたのしい帰省を過ごして来ました。
デジカメを持って行ったのに、実家の猫のまりとくろこは結局撮影せずじまいでしたが、 興味深く彼女らの生態を観察して来ました。 彼女らは実家の建物の中をうまくすみ分けしているようで、 二階のもともとは私らの部屋だったところははまり、階下の祖母の部屋はくろこのテリトリーで、 居間と洗面所兼脱衣所兼洗濯機置場がご飯を食べる共有スペースなんだそうです。 くろこは一日のほとんどを家の中(祖母の部屋や居間のこたつの中)で過ごしていましたがまりは家の外にいるほうが多く、 相変わらずその性格は、まりは外交的ですがくろこは内向的でした。
とはいえ、猫達もだいぶ私達が帰っていたことでびっくりもしていたようですし、 私が帰ってくると必然的に家の中が騒がしくなるので、実際の生態は実家の人間しか知らず、ですかね。
私が帰省していた間の半分ぐらいは、なんのかののかたちで姪が遊びに来ていました。 この春には幼稚園に上がって四つになる彼女はいまがまさに人生最初のアップトリムといいましょうか、 それはそれは言葉も行動も達者になっていました。いや、子供は成長が早い。 そして、姪の実家でのお楽しみは当然まりとくろこなのですが、おおかたの猫の例に漏れず、まりとくろこも幼児が苦手のようです。 姪のほうでは遊んでいるのですが猫にとってはどうも理不尽な扱いを受けていると感じていることもあったようでした。
なにぶん、姪と猫の間には、そもそも動物としての種が違うという、意志の疎通に対して越えられない壁があります。 人間の3歳は、多少人間として完成してきたとは言え幼児で半人前なのですが、 猫の2歳は、猫なりに分別のついた立派な成猫なわけです。 姪は猫が自分が思っていたように行動してくれない(遊びたい時にいないとか)ので、 時々にはじれたりぐずったりしていたようですが、猫は猫で姪が来ると(特にくろこは)外に行くか隠れて息を潜めるか、 そんなことをしていました。
「まりちゃんとあそびたいのにまりちゃんおそといってかえってこないのぉ」 という姪に、私は言いました。 「まりはナリも小さくて、確かに猫だけど、中身は君よりずっと大人なのだ。まりにはまりの仕事と生活があるのだから、 まりがおもうようにならないといってそうおかんむりになってもしかたないよ」 姪がそれで納得してくれたかどうか、私はそれを知りませんが、 次に会う時、姪はもう幼稚園の人です。 他人にもまれることが、彼女にどう変化を与えるのか、私はそれが楽しみです。
さて、猫達の私の馴れ具合といえば、くろこはそっと近づいて撫でればそのまま撫でさせるぐらいの落ち着き具合には育っていましたが、だっこや激しい動きはまだダメらしいです。 まりのひとなつこさも相変わらずで、旦那が布団をとられること二晩。彼女には警戒心がないのでしょうか。事故にあわないか心配なんですが。
2004/01/30(Fri)
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[ パラサイト・×ブ ]
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さて、これを欠いているのは当日のでる前なのですが、 一週間ほど自宅に帰って来ます。(帰省ですね。タイトルはダジャレです。) 祖父の三回忌と大伯父の17回忌のコンボだそうで、 事前にブラックフォーマル実家に送ったり、医者の診察日ずらしてもらったり、 二三日ほどやや慌ただしい日を過ごさせてもらいました。
さて、その準備をしていた時のことです。 なんせ一週間家を空けるので台所は清潔にしておかなくてはならなく、 (夏は一晩開けるだけでたいへんなことになりますしね、鉄筋コンクリート作りは) 生ゴミとか資源ごみとか整理をしていたとき、台所の床の一部が 「みしっ」 と、私の足の下で音をたてました。。 現場は、ガステーブルのちょうど真ん前当たりのキッチンマットの下。 「ん?」 みしっ、の後がどうもふかふかします。見た目何ともないのですが… 水回りだし、床下の支えの木材にヒビでも入ったのでしょうか(滝のような汗)。 風呂場のアガリッパナの床も入った時からすでにふかふかだし、 この社宅自体が、建てられたのが二昔ほど前という所を考えると、 どうも入っている間に一度二度は部分的にでも床の張り替えでもしないと いけなさそうな勢いです。
いや、けっして、私の体形が「立てば大仏座れば達磨歩く姿はドラえもん」 だからではなく。その、えーと…
2004/01/23(Fri)
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[ 真綿色と紅色 ]
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年末のおせちカタログをみて、迎春用花のコーナーで、紅白のシクラメンの鉢植えがあったのを見つけたのです。 欲しかったのですが、植物といえど生き物、面倒見切れないなぁとあきらめていたら、「ほしそうやったから」と旦那が注文していて、 届いたのが先月末のこと。 家に着いてからもどんどん花芽が伸びてきて、いつになく華やいだ室内です。
しかし、植物の世話というのは難しいです。 動物以上にモノを言わないので、妙に花芽が横に延びてゆくなあと思っていたら水不足でしおれていたとか、そんなことを今日やっちまいました。 (どうも、水分と養分をごっちゃに考えていた模様) 日にあてないとまずいけど、当て過ぎると暖かくなり過ぎるからダメとか、 養分は冬の間は上げなくても良いとか、いや一ヶ月に一本は養分のアンプルでも指せとか、 ネットや説明書でもまちまちで困ってしまいます。 (因香はマニュアル症) 目標は「来年も花を見よう」なんですが、鉢のままでくのと、春を過ぎたら球根にしてしまうのと、二つ方法があるようで、 どっちにしようかとこれまた迷っています。
生き物相手は、決してマニュアル通りには行かないとは思うのですが、 ちょびっと丹精してみようと思う今日この頃なのでした。
2004/01/12(Mon)
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[ あけましておめでとうございます ]
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ただでさえわが家では希薄なお屠蘇気分(正月気分)も ほんやらほやほや抜けてきたので、新年第一発のまにまにでございます。
三が日の間に、旦那の実家におじゃまして、帰りがけに 「これもっていきーな」 と、荷物を託されました。 開けてみるとこれが、おかきの缶が二つに手作りらしきおもちが二袋。 すでに市販の切りもちが無くなりそうなので買い足していたうちにとっては、 このおもちはちと量としてはヘビィです。 るでも、私の想像した所によると、きっと旦那のおかー様の実家から送られたものに違いない。 そーいえば佐賀のおじいちゃんおばあちゃんとは、籍入れた都市の秋におじゃましてそれっきりだったはず。 「サ×ウの切りもちは長期間保存がきく、今はこの手つき餅を消費するのだ」 とばかりに、さっそく食卓に上がることになりました。 トースターはでんきだいがかかるので、最近わが家ではガスに焼き網でもちを焼いています。 焦げた部分が実に野趣にあふれてて、この焼き網は良い買い物をしました。 されはそれとして、「いかにも九州やな〜」と旦那の言う丸もちはすべて平らげ、 あとは紅白のいかにもめでたそうなおもちが今冷蔵庫に入っています。
しかし気がついたのですが、この赤いおもち、すこし様子がおかしいんです。 おかしいというのは語弊があるかもしれませんが、焼いて食べた途端、「海の匂い」がするんですよ。 もっと性格に言うと「エビのにおい」。桜エビの粉を練り込んだような… このまま薄く切って干して揚げたらエビおかきになりそうな、そんなにおいと味がします。
まさか、この赤いおもち、おかき用??
謎は尽きないまま、旦那の帰宅を待っている次第です。
佐賀のおばあちゃんち、もういちどいきたいなぁ。
2004/01/07(Wed)
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