[ ロングロングワンデリングロード ]
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2/8から越後湯沢で2泊3日の日程でスキーにいってきました。 ネット関係の友達の年齢層が10台後半〜20台なかばと言うこともあって、なかなかバイタリテイがあってつかれるけど楽しかったりします。
とはいえ、この湯沢の旅も心から楽しめなかったのは確かで、出発まであと23時間というころ、栃木の実家から連絡「祖父危篤」…その一時間弱ほどあとに訃報。 「はやっ」 だんなと私と、その一方を聞いたときの第一声がこれでした。 矍鑠と元気だった祖父の記憶は、あまりありません、私が小学校の時に脳内出血でたおれ、病院に行かないまでも寝たり起きたりの生活が続いていたのですが、2000年の大みそかにふたたび決定的な発作を起こし、それから13か月。旦那とも去年の夏、一度会ったきりでした。
実家のあたりでつかうことばに、「ぎご」というものがあります。偏屈で頑固で天の邪鬼をまとめたような性格を言うのですが、祖父がまさにそれであったと聞いたことがあります。ただ、それの裏を返すと、彼には確固たる自分の信念と言うものがあり、口に出さないだけで、自分の進みたい方向と、自分が進まなければならない方向のジレンマをずっと抱えていたのかもしれません。 それを思うと、来し方にあったもろもろのことも、はた目ながらなんとなく、受け止められそうな気がします。
猫がいなくなったときほど、自分が取り乱さないのが、何となく不思議な心持ちでもあります。危篤から訃報まで一時間弱、そのさっぱりとしたところが、なんとなく祖父らしいと言うか… 見送れなかったぶんだけ、帰省の折にはしのびたいと思います。
2002/02/12(Tue)
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